「Meta広告の効果がイマイチ感じられない」
このように感じている場合、Meta広告の設計が適切でない場合が多くあります。Meta広告は上手く設計することで、費用対効果が上がりやすいプラットフォームです。
今回は、Meta広告の効果が出ないと感じる場合に試したい戦略15選をお伝えします。
- Meta広告を運営する上で大切な考え方が理解できます
- プロ目線から見た効果の出る戦略が分かります
- つまづきがちなポイントと解決策が分かります

足りてないと感じた内容を取り入れてみてください。
Meta広告を活用するべき理由
Meta広告は、上手く活用することでどの媒体よりも高い費用対効果を発揮します。
改善策の前に、Meta広告の特徴を改めてご紹介いたします。
- ターゲティング精度が高い
- 少額でも成果を出せる
- 潜在層に向けたアプローチが可能
順番に解説いたします。
ターゲティング精度が高い
1つ目は、ターゲティング精度が高いことです。
Metaは唯一の実名登録制であり、名前や性別、住所なども把握しています。また、膨大なユーザーの行動履歴を把握し、AIが興味関心のあるユーザーへ極めて高い精度で広告を届けることができます。
機械学習が優秀
Meta広告は、AIが広告の最適化を担い、広告の成果を自動で最大化してくれる仕組みが整えられています。
過去の膨大なデータから「コンバージョンしやすい人」の特徴をAIが学習し、その特徴に当てはまるユーザーに対して、広告を適切なタイミングで配信してくれます。


Meta広告にある「類似ターゲティング」や「カスタムターゲティング」といった機能も、この機械学習の仕組みがあってこそ、効果的な戦略の1つになっているのです。
| 類似ターゲティング | 既存の顧客などのデータを基に、そのユーザーと共通の特徴(興味関心、行動パターン、属性など)を持つ「新しいユーザー」をAIが自動的に探し出すターゲティング機能 |
| カスタムターゲティング | 一度サイトに来た人に再度アプローチする(リターゲティング)や「既存顧客に新商品を案内する」といった、「既に知っている人」へのアプローチに特化した機能 |
潜在層に向けたアプローチが可能
Meta広告はリスティング広告とは異なり、今すぐの検索意図がない潜在層にもアプローチできるため、獲得できる顧客の幅を広げることができます。



インスタをなんとなく見ていて「これ欲しい!」と思ったことありませんか?
インスタは明確に目的があって見ているユーザーが少ないからこそ、そのユーザーの潜在的な欲求に刺さる広告を出すことで新規顧客を獲得できます。
Meta広告の効果が出ない場合に試したい戦略15選
いよいよ、Meta広告の効果が出ない場合に試したい戦略を15選ご紹介します。
足りていないと感じた箇所を取り入れてみてください。
Metaピクセルを設置する
1つ目は、Metaピクセルを設置しましょう。
そもそもMetaピクセルとは、サイトに訪れたユーザーの行動データを収集する役割を持ち、Metaにその情報を送るためのものです。
これにより、Metaとサイトを連携でき、Metaがターゲット層を認知して配信を寄せてくれるメリットがあります。つまり、機械学習が進みやすくなり、効率化できるということです。
実際に、Metaピクセルを設置しただけでCPMが13,000円から2,500円になったという事例もあるほどです。


また、Metaピクセルを設置する際には、Googleタグマネージャーを活用すると簡単に設置できますので非常におすすめしております。
詳しくはまたブログにまとめますので、ぜひチェックしてくださると嬉しいです!
ターゲティングを見直す
続いて、ターゲティング設定を見直しましょう。
まず、基本的なチェック項目としては、オーディエンスの幅が広すぎていないかor狭すぎていないかという点です。
丁度良いオーディエンスの幅を設定することで、機械学習の最適化を促進できます。
目安は、広告グループ設定時に右側にある「オーディエンスの広さ」を確認しましょう。


ターゲティングが重複していないか確認する
ターゲティングが重複しないように対策することも大切です。
Meta広告における「ターゲット重複」とは、複数の広告セットで、同じユーザーに広告が配信されてしまう状態のことです。



何度も同じ会社の広告が流れてくることありませんか?
ターゲット重複が起こると、例えば自社の広告セットAと広告セットBで入札の場で直接競合が生じ、入札単価の上昇や不要なコスト増加を招いてしまいます。
結果として、広告セットの配信効率が低下し、全体的なパフォーマンスの悪化に繋がります。
ターゲットがどれほど重複しているかは、Metaビジネスマネージャーの「オーディエンス」から確認できます。
- 広告マネージャにアクセス
- 左上メニューから「オーディエンス」を選択
- 作成されたオーディエンスの中から重複を確認したいオーディエンスを選択
- オーディエンスの重複を表示をクリック
- 選択されたオーディエンス同士のターゲット重複人数と重複率が表示されます


重複率が30〜40%を超える場合は、ターゲット設定の見直しを検討しましょう。
具体的には、以下の方法があげられます。
- ターゲット層を変更
- 片方のオーディエンスを広告配信の対象から除外する(Aの広告セットではBのオーディエンスを除外)
- それでも重複率が解消されない場合は、広告セットを統合する
類似ターゲティングや興味関心ターゲティングを設定する
類似ターゲティングや興味関心ターゲティングの設定で、大幅な改善が期待できます。
ターゲティング精度が高いMeta広告ならではの優れた機能です。
既存の顧客などのデータを基に、そのユーザーと共通の特徴(興味関心、行動パターン、属性など)を持つ「新しいユーザー」をAIが自動的に探し出すターゲティング機能
類似オーディエンスの設定は、類似度1%~10%まで設定できます。この数値が低いほど元データと極めて似たユーザーが抽出され、逆に高い数値では幅広い層に広告が配信されます。
基本的には1%から検証していくことが適切ですが、コンバージョンより認知拡大が目的の場合は高い類似度を設定すると良いでしょう。
ユーザーの「いいね」やフォロー履歴から関心事を推測し、関連性の高い層に絞って広告を表示できる機能
興味関心ターゲティングを設定することで、ターゲットの興味に合った広告を配信できるため、クリック率の向上やコストパフォーマンスの改善に繋がやすくなります。
配信面に合ったクリエイティブを用意する
続いて、クリエイティブに関する改善点をお伝えします。
まずは、配信先に合ったクリエイティブかどうか確認しましょう。



それぞれ適切なサイズで配信しましょう!
配信先ごとの最適なサイズを以下にまとめます。
| 広告フォーマット | サイズ | 比率 |
|---|---|---|
| フィード広告 | 1200 x 628ピクセル(画像) | 1.91:1 |
| ストーリーズ広告 | 1080 x 1920ピクセル(画像・動画) | 9:16 |
| カルーセル広告 | 1080 x 1080ピクセル(画像・動画) | 1:1 |
| リール広告 | 1080 x 1920ピクセル(動画) | 9:16 |
フォーマットや見せ方の検証を行う
フォーマットとは、例えばフィード広告やリール広告、カルーセル広告のことです。
「画像やデザインを変えるだけ」の検証ではなく、どの広告フォーマットで、どんな見せ方をするかもテストしましょう。同じ内容でも、フォーマットが違うと成果が変わることは大いにあり得ます。


以下のような検証をしてみてください。
- フィード広告 vs リール広告
- カルーセル vs 1枚画像
これらを同条件で配信して比較します。
また、例えばストーリーズ広告の場合は、以下のように見せ方を試して、どのデザインが一番反応が良いかを検証していきます。
- CTAボタンを大きくする
- CTAボタンの色を変える
- 指でタップしやすい位置に置く
クリエイティブを複数種類設定する
クリエイティブを複数種類設定しましょう。
クリエイティブに関しては、例えばAとBどちらがよいかではなく、Aに反応する人もいれば、Bに反応する人もいます。
強いクリエイティブを作り出すことも大切ですが、デザインは見飽きてくるもの。1つのクリエイティブを作り込むより、20パターン以上のクリエイティブを回していく方が効果が早く出ます。
具体的には、A/Bテストを通じてコピーライティングを精査したうえで、複数種類のクリエイティブを作成しましょう。
デザインとは違い、コピーライティングは時間が経っても廃れません。



大手企業のキャッチコピーもずっと変わらないですよね。
クリエイティブは1~2週間に1回は追加&精査する
クリエイティブは一定期間が経過すると疲弊して効果が悪化してきます。一定期間経つと同じユーザーに配信されやすくなり、ユーザーにスルーされ、クリックされにくくなります。
そのため、定期的にクリエイティブの精査と新規クリエイティブの追加を繰り返す必要があります。


この図のように、常に新しいクリエイティブを用意しておき、効果の出ないものは削除(停止)し、新しいクリエイティブで広告を配信していきましょう。
クリエイティブのつくり方を見直す
クリエイティブが最も大事な要素です。
私は以下のように、クリエイティブを作成しています。
- ペルソナを作成
- コピーライティングの検証(訴求文の洗い出し)
- 素材の検証
- デザインの検証
②から順にA/Bテストを行い、反応の良かったパターンをベースに進めていきます。そうすることで、最強のコピー・素材・デザインのクリエイティブが出来上がります。
1日の予算を増やして配信する
クリック率(CTR)やインプレッション単価(CPM)は悪くないのに、CVが低い場合は1日の予算を増やして配信してみましょう。
実際にこの運用で、獲得単価が徐々に落ち着いてくるケースもあります。
反応がそもそも悪い場合には逆効果のため、注意しましょう。
設定変更を行いすぎない
これまでクリエイティブやターゲティングの精査を推奨してきましたが、設定変更をしすぎると、機械学習が適切に行われず、最適化が進みにくくなります。
実は、Meta広告には、「情報収集期間」というものが存在します。
「情報収集期間」というのは、広告配信システムが最適なターゲットを見つけるための機械学習を行う期間のことを指し、この間はパフォーマンスが不安定で、CPAは高くなります。
しかし、この期間が終了するとCPAが平均19%改善するといわれ、安定した配信が可能になります。
配信システムが広告セットの最適な配信方法に関する学習をやめることはありませんが、情報収集期間は安定して配信できるようになり次第終了します。これは通常、広告セットに最後に大きな編集を加えてから1週間以内に約50件の結果を獲得した後です。
Metaビジネスヘルプセンター:情報収集期間について
この「情報収集期間」中にやってはいけないことは、以下の通りです。
- 情報収集期間が終了するまで、広告セットの編集をしない
- 広告セットを再び情報収集期間に入らせる不要な編集は行わない
- 広告の量を増やしすぎない
- 現実的な予算を設定する
このように、広告セットの編集によりそれまでの学習がリセットされてしまい、配信システムが最適化を開始できる時期が遅くなったり、予算が十分でない場合に、最適化がしづらくなります。
つまり、高頻度で設定を変更してしまうと、最適化が進みません。目安としては1週間ごとに変更を加えていくようにしましょう。
スケジュール配信を活用する
予算が十分にない場合、スケジュール配信を活用してみましょう。
例えば、クリックがあまり発生しない深夜の時間帯を外す、もしくはユーザーがアクティブな時間帯である平日夕方~夜・休日の昼間~夜のみ配信するという戦略も取ることができます。
商材によって最適な時間帯は異なります。商材に合った時間帯で配信することで、クリック率が上がる可能性が高まります。
スケジュール配信は、広告作成画面の「配信スケジュール」または「時間指定」オプションを有効にすることで可能になります。


方法は以下の通りです。
- 広告マネージャを開き、キャンペーンを作成または編集
- キャンペーンの目的を設定
- 広告セットの作成・編集画面へ
- 予算と掲載期間のセクションで、予算を通算(キャンペーン期間全体)に設定
- 広告スケジュールの項目で、「スケジュールを設定して広告を配信」を有効にする
- 曜日と時間帯(例:10:00、11:00など)を選択し、配信したい時間帯を具体的に指定
注意点として、キャンペーン予算で「1日の予算」を設定すると、広告スケジュールを設定することはできません。「通算(キャンペーン期間全体)」を設定しましょう。
マイクロCVを活用する
広告セットのCV数が週50件未満の場合、マイクロCVを活用することも有効です。
前述した「情報収集期間」と被りますがMeta広告には、学習を安定させるための目安CVが存在します。
目安は広告セット単位での週50CV以上
もし足りていない場合は、マイクロCVを設定することでパフォーマンス向上を目指せます。
マイクロCVとは、最終的な成果(購入・問い合わせ・申込みなど)に至る手前の行動を成果地点として設定することを指します。
例えば、以下のようなものはマイクロCVです。
- ボタンのクリック
- お問い合わせフォームの入力開始
- 資料請求ページの閲覧
- 予約ページへの遷移
- 動画の一定時間以上の視聴
これらをCVとして設定することで、データが蓄積されやすくなり、Metaの機械学習が進み、配信が安定化しやすくなります。
課金形態を変えてみる
通常、インプレッションが発生する度に課金されるCPM課金を使用しますが、クリック毎のCPC課金にしてみるのも一つの手です。
CPC課金の場合は、広告の目的が「コンバージョン」だと選択できません。「トラフィック」を選ぶ必要があります。
そのため、デメリットとしては、コンバージョンに繋がりづらいという点も挙げられます。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| CPC | ・クリックが発生した場合のみ課金されるため、予算内で効率的にクリック数を獲得できる。 ・広告が表示されるだけでは費用が発生せず、無駄なコストを抑えられる。 ・費用に対する成果が分かりやすく、費用対効果を把握しやすい。 | ・CPC課金(クリック課金)の場合、CTRが高いと想定よりも早く予算が消化されてしまうことがある ・広告目的を「コンバージョン」に設定した場合はCPCを選択できないため、クリックが必ずしもコンバージョンにつながるとは限らない |
| CPM | ・クリック率(CTR)が高い場合、CPC課金よりも低コストで多くのクリックを獲得できる可能性がある ・一定数のユーザーへの広告配信量を確保しやすい ・多くのユーザーに広告を見てもらいやすく、認知拡大につながりやすい | ・クリックされなくても広告は表示されるため、成果が出ないままコストだけが積み上がる場合がある ・成果との関係が見えにくく、結果として費用対効果が悪くなることもある |
キャンペーン予算最適化を活用してみる
複数の広告セットを運用していて成果に差が出ている場合は、キャンペーン予算最適化(CBO)の活用がおすすめです。
キャンペーン予算最適化とは、設定したキャンペーン全体の予算を、Metaが自動で各広告セットに配分してくれる仕組みです。
成果の良い広告セットにより多くの予算が配分されるため、無駄な配信を抑えつつ、全体のパフォーマンスを高めやすくなります。
なお、CBOを利用するには広告セットが2つ以上必要です。広告セットごとに成果のばらつきが見られる場合は、一度試してみるとよいでしょう。
設定方法は、広告マネージャーの「キャンペーン」にある「予算」から「キャンペーンの予算」を選択します。


Meta広告でつまづくポイントとその対策方法
最後に、Meta広告を運営するうえでつまづきがちなポイントとその対策方法をまとめます。
CPAが高い場合
CPA (顧客獲得単価)= 広告費 ÷ コンバージョン数(成果数)
つまり、1人当たりにかかった広告費のこと。
CPAが高い場合は、現状として1件獲得にお金がかかりすぎています。
原因と解決策をまとめます。
| 原因 | 解決策 |
|---|---|
| そもそも「欲しい人」に届けられていない | ターゲティングを再設計 |
| 誘導先(LP)やプロフィールで離脱している(CVRも低い場合) | プロフィール・ハイライト・投稿内容を整える |
| 訴求が弱く「問い合わせる理由」がつくれていない | モニター限定や数量限定など 「一歩踏み出す理由」を広告内で提示 |
CTRが低い場合
CTR(%)= クリック数 ÷ 表示回数 × 100
リーチ数に対するクリック率
CTRが低い場合、広告がそもそも読まれていません。
原因と解決策は以下の通り。
| 原因 | 解決策 |
|---|---|
| クリエイティブがターゲットに刺さっていない | デザインや興味を引く広告に |
| 訴求ポイントがズレている | 「ユーザーが知りたいこと・求めていること」を入れる |
| 同じクリエイティブを使い続けて飽きられている | 目安はフリークエンシー3〜5を超えたら別クリエイティブへ |
CPMは高くないがCTRが低い場合
CPM(インプレッション単価) = 広告費 ÷(インプレッション数 ÷ 1000)
広告が1000回表示されるごとにいくらかかるか
CPMは高くないがCTRが低い場合は、クリエイティブ(投稿)の関心が低い、もしくはターゲティングが適切でないことが挙げられます。
| 原因 | 解決策 |
|---|---|
| クリエイティブ(投稿)の関心が低い | キャッチコピーを改善・興味を引く構成に クリエイティブのデザイン改善 |
| ターゲティングが適切でない(オーディエンスのズレ) | オーディエンスを見直す・ クリエイティブをターゲットに分かりやすく変更 |
CTRは悪くないがCPMが高い場合
CTRは悪くないがCPMが高い場合は、競合が多い(入札が高騰している)・オーディエンスが狭すぎる・ターゲットが限定的すぎて広告競争が起きていることが挙げられます。
| 原因 | 解決策 |
|---|---|
| 競合が多い(入札が高騰している) オーディエンスが狭すぎる | ターゲット(オーディエンス)を少し広げる |
| ターゲットが限定的すぎて広告が刺さりにくい | クリエイティブの訴求を変える 広告フォーマットを変える(リール→フィードなど) |
広告運用はお任せください!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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